環境変化の春、食生活を整えるコツ|vol.14 2025年3月号

BuddyNuts Column

新たな挑戦を楽しむコツ

先日、20年ぶりにスキーに行ってきました。ニュースやSNSで外国人が多いと聞き、興味を持った白馬を訪れましたが、まさに、まるで海外にいるかのようでした。スキー場やレンタルショップ、ホテルのスタッフ、さらにはバスの乗客まで、8割方が外国人で、日本にいながら海外旅行をしているような不思議な感覚に包まれました。そんな環境の中で、今回は改めて「新しいことに挑戦する楽しさ」について考えさせられました。

 

事前準備を楽しむ

スキー場へ行く前に、YouTubeでスキーの基本動作を学び直しました。20年ぶりでしたが、おぼろげな記憶と体の感覚が、少しずつ蘇ってくるのを感じました。動画を見てイメージトレーニングをしていたおかげで、現地での実際の動きは格段にスムーズになりました。

また、ホテルからスキー場までのアクセスやレンタルショップのこと、レストランについても細かく調べ、メモを作りました。(管理栄養士の広瀬に見せたら「立派な遠足のしおり」だと褒められました(笑))。

さながらRPGのようにひとつずつ不安を攻略していくと、反比例して楽しみが増えていくように感じました。「上達するぞ」、「外国人とも話してみよう」、「このお店に行ってみようかな」と、想像を膨らませる余地が生まれるので、ワクワク感が増しました。

 

失敗を前提に、試行錯誤を楽しむ

実際にスキーを滑り始めると、当然のように思い通りにはいきません。昔はできたパラレルターンが全然出来なかったり、緩やかな傾斜でバランスを崩すこともありました。それでも、運動で試行錯誤するのは久しぶりの経験で、「うまくいかないこと自体が楽しい」と思いました。

特に今回、初心者の妻にスキーを教える機会がありました。最初は恐る恐る滑っていましたが、少しずつ動きを習得し、自分なりに工夫を加えている姿を見て、「できないことを試しながら前に進む楽しさ」を再確認しました。

何か新しいことを始めるときは、「最初からうまくいくわけがない」と割り切り、失敗から何を学べるかを考えながら進めることで、より深く楽しめるのだと実感しました。

 

挑戦を楽しむことで広がる世界

20年ぶりのスキーの経験を通じて、「新しいことを始めることは、自分の世界を広げることにつながる」と改めて実感しました。何かに挑戦するたびに、できることが増え、視野が広がります。未知のことでも、知ること、経験すること、学ぶことで不安を解消しながらそのプロセス自体を楽しめるようになれば、人生はより豊かになります。

改めて、BuddyNutsでもどんどんと新しい挑戦をしていこうと思います。

BuddyNuts 代表 亀岡 利寛

 

Wellness Column

環境変化の春、食生活を整えるコツ

こんにちは、BuddyNuts管理栄養士の広瀬です。いよいよ今年度最後の3月となりました。仕事でも家庭でも、大きな変化がある方もいれば、年度末に向けて忙しさが増す方もいらっしゃるかと思います。

環境の変化は、私たちの食生活にも大きな影響を与えます。慌ただしさから食事が不規則になったり、ストレスで甘いものが増えることもあるかもしれません。
しかし、「食生活を整えるのは、環境が落ち着いてから」という考えは、実は曲者です。次の変化や忙しさは、またすぐにやってくるからです。

だからこそ、たとえ忙しくても続けられる「環境に左右されない、自分なりの食生活を整えるコツ」を見つけることが大切です。

例を挙げますので、できそうなものをいくつか持っておくことをおすすめします。

 

食事編
コツは、衝動的に飲み食いせず、心を落ち着け、冷静になることです。


・食べる前にコップ1杯の水を飲む
・30回噛む、こまめに箸を置くなど、ゆっくり食べる
・野菜から食べる
・何かを食べたいと思ったら、とにかく10分待つ
・ナッツや小魚など、血糖値が上がりにくい間食を常備する

 

運動・生活編
活動量アップは「ながら」で組み入れるのがおすすめです。私は自宅でスマホを閲覧する際は、ウロウロ歩くようにしています。


・こまめに立つ、座る時は姿勢を正す
・下りは階段を使う
・洗面台に立つ時はつま先立ちまたは空気イス
・歩数を記録・確認する

 

また、私たちの心の動きには、さまざまなホルモンが関わっていることもぜひ知っておきましょう。
例えば、ストレスを感じると、その対応のためにコルチゾールというホルモンが増えます。この状態が続くと、甘いものや脂っこいものが欲しくなるのです。さらには、ストレス状態が続くことにより食欲を抑えるはずのセロトニンというホルモンが減少すると、食欲まで増してしまいます。

そのうえ、一度甘いものを間食する習慣がつくと、「もっと食べたい!」という気持ちが強くなることがあります。これは、砂糖を摂ることで脳から「幸せホルモン」と呼ばれるドーパミンが分泌され、さらに欲しくなる仕組み(糖依存)によるものです。

つまり、ストレスを感じて食べてしまうのは、決して「意志が弱いから」ではないので安心してください。これからは、もし空腹ではないのに「甘いものが欲しい」「食べ始めたら止まらない」と感じた時はぜひ、「これは脳の反応なんだ」と一度冷静に立ち止まってみましょう。
その上で、食べた際は、「また食べてしまった…」と自分を責めるのではなく、趣味の活動や体を動かすなど、他のストレス解消法を見つけることが大切です。

環境の変化が多い春だからこそ、「自分に合う習慣」を、ぜひ見つけてくださいね!

BuddyNuts商品開発 管理栄養士・医学博士
広瀬 歩美


Buddy's Diaryは、先行して紙媒体でも発行しております!
当ECサイトでBuddyNutsをご購入いただいた方へ同封させていただいておりますので、ぜひお手に取ってお読みください。

 

 
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