気になる【中年太り】を管理栄養士が徹底解説!|vol.3 2024年4月号

BuddyNuts Column

桜の花も咲きそろい、心躍る季節となりました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

3月は店舗様からBuddyNuts導入のお声がけをいただくことも多く、たくさんのお店やデパート、スポーツショップなどの方と話をさせていただきました。実際の店舗でお客様に手に取っていただく機会が増えるのは、大変ありがたい限りです。

さて、最近のニュースでは、春闘で賃上げ率が5%を超えたということ、また、日経平均は1989年・バブル期に記録した最高値3万8915円を超えたことが話題となり、ついに日本経済がデフレからインフレに変化したとも言われています。

ここ最近の生活でも、いくつかインフレを実感する機会がありました。先日、10年来使っていた家のソファがへたってきていたので、買い替えを検討し、家具屋に見に行ってきました。

気に入ったものがあり、店員さんに詳細を尋ねたところ、「去年は15%値上がりした。今年も上がる可能性が高いので早く買っておいた方が良いですよ!」と、 営業トークを交え説明を受けました。

また、2月に行った東南アジア視察では、交通費や宿泊費の価格はまだ安いと感じましたが、レストランでの食費やスーパーの食品の値段は日本の価格と変わらないほど高くなってきたと感じました。

私たちBuddyNutsも、ものづくりメーカーとして国内・ 海外の様々な原材料・資材を仕入れていますが、価格が数ヶ月おきに改訂されるため、毎回、発注する際に仕入れ価格が上がらないか、ヒヤヒヤしながら相談させていただいています。

このような経験もあり、私はここ最近、モノを買うときの意識も大きく変わってきました。これまでは欲しいものがあっても「少し様子を見て、値段が下がるのを待っていよう」と思っていましたが、今は「数ヶ月後には上がるかもしれないから、必要なものは早く買おう」と考えることが増えました。

マクロ経済的な側面から見ると、今、時代の転換点に立っているのではという気がしています。皆さんは買い物をする際に、以前と意識の変化はありませんか?インフレにかこつけて、欲しいモノを買う理由にしている部分もありますが(笑)

BuddyNuts 代表 亀岡 利寛

 

TOPICS

  • 3/5~4/9の期間中、『ハルメク365』にBuddyNutsを掲載いただいています。
  • ルームススタンダード様(群馬県)、オレンジツリー様(秋田県)にてBuddyNutsの販売が始まりました。
  • 4/18のBuddyNutsリニューアル1周年に向け、記念キャンペーンを準備中です。詳細はまたお知らせいたします!
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    Wellness Column

    気になる「中年太り」を管理栄養士が徹底解説!

    こんにちは、BuddyNuts管理栄養士の広瀬です。

    私は日頃、生活習慣病や肥満の方への栄養相談も行っています。そこで今回は、よくある中年太りのご相談について、BuddyNuts代表・亀岡を実例に、詳しく解説していこうと思います。

    代表の亀岡が「間食にナッツを食べよう」、そして「BuddyNutsを作ろう!」と思ったのは、中年太りによる血液検査数値の悪化がきっかけです。

    もともとスポーツマンで「20代の頃は何を食べても太らなかった」という亀岡は、35歳を超えてからこれまでと同じ量しか食べていないのに太り出したそうで、30歳で70kgだった体重は、35歳の時に72kg(BMI22.4)、39歳には83kg (BMI25.9で肥満)まで増えたようです。

    実は「20歳時からどのくらい体重が増えたか?」というのは、生活習慣病の発症リスクという観点からも重要で、健康診断の問診票で「20歳の時から10kg以上増えましたか?」という項目があるくらいです。

    もちろん、増加量が多いほど生活習慣病発症リスクが高まります。体重の「絶対値(80kgなどの数字)」とは独立した危険因子なので、若い時にやせていた方だって気をつけないといけません。

    「中年太り」の要因について、「食べすぎたら太る」「運動すれば痩せる」というのはご存じかと思いますが、それは体重変化が摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスによるためです。

    体重が変わらないとき、摂取エネルギーと消費エネルギーは釣り合っています。一方で摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続けば体重は増えますし、下回る状態が続けば体重は減ります。

     

    摂取エネルギー = 消費エネルギー → 体重の増減なし
    摂取エネルギー > 消費エネルギー → 体重が増える
    摂取エネルギー< 消費エネルギー → 体重が減る

     

    そのため、これまでと同じ量しか食べていない (=摂取エネルギーが同じ)場合でも、消費エネルギーが減れば、バランスが崩れて体重が増加します。

    では、亀岡の場合、どの程度エネルギーバランスが崩れたのでしょう?
    彼は35歳から39歳までの4年間で体重が11kg増えました。

    体重1kgは理論上約7,000kcalなので、1,460日間(4年間)で77,000kcalのエネルギーオーバーだったという計算になります。1日あたりだと、実はわずか約53kcalです。

     

    77,000kcal÷1460日=約53kcal/日

     

    ご飯1口が25kcal前後なので、1日にオーバーしたエネルギーは、わずか2口程度です。
    「食べすぎた」という自覚がなくて当然ですよね。

    塵も積もれば山となるように、毎日ほんのちょっとずつのエネルギーのオーバーが「気づいたら体重が増えていた」という状態を作り上げたということです。

    ですから逆に、「久しぶりに体重計に乗ったら、ちょっと体重が増えた気がする」と感じた時は、糖質や脂質を含むものを「毎日1口減らしてみる」からのスタートで十分です。

     

    来月は、なぜ1日あたり53kcalをオーバーしたのか?という理由を、消費エネルギーの観点から解説します。乞うご期待ください!

    BuddyNuts商品開発 管理栄養士・医学博士
    広瀬 歩美


    Buddy's Diaryは、先行して紙媒体でも発行しております!
    当ECサイトでBuddyNutsをご購入いただいた方へ同封させていただいておりますので、ぜひお手に取ってお読みください。

     

    2024年3月号

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