食べることにワクワクして、フレイルを予防しよう!|vol.10 2024年11月号

BuddyNuts Column

秋も深まり朝夕はめっきり冷え込む様になりました。私も10月中旬まではTシャツで過ごしていましたが、流石に今は長袖や上着を着用するようになりました。

さて、7月号のDiaryで私の昼食事情をお伝えしましたが、今回は私が行っている食事法「16時間断食」についてシェアさせていただきます。


私は週に2,3日程度、1日の食事を昼と夜の2回+間食にし、16時間は食事を体に入れないという生活を行っています。『空腹こそ最強のクスリ』* という糖尿病、高血圧、生活習慣病などを専門とされている青木先生の本を読み、そのような食生活を取り入れました。


これは1日24時間を8時間と16時間に区切り、8時間のうちに食事を取り、16時間は食べ物を取らない時間をつくるという食事法です。例えば、20時に夕食を食べたら、翌12時までは食事を取らず、昼食から1日の食事を始めるという考え方です(朝食・昼食・間食をとり、15時から翌7時までは食事を取らないというやり方もあります)


16時間食べ物を体に入れない空腹の状態を意識的につくることで、腸や肝臓などの内臓を休ませ、そして体内の老廃物を消化させるという考え方です。通常は糖質をエネルギーにする「ブドウ糖代謝」ですが、空腹の時間が長くなると、中性脂肪を分解してエネルギーにする「ケトン体代謝」に切り替わります。


それにより、胃腸の働きが良くなったり、腸内環境が整ったり、中性脂肪が燃焼されたりすると言われており、実際に体重が減りやすくなり、体も軽くなった気がしています。


1日3食を食べるというのが習慣としてあったため、最初は口が寂しくなることもありましたが、慣れると問題ありません。耐えられないほどの空腹の際には、ナッツ類やチーズ、ヨーグルト、野菜などがオススメされているので、私はBuddyNutsを食べ、お腹を満たしています。

何を食べるかも大事ですが、どう食べるかに着目した食事法で、私には合っていると感じています。
詳細が気になる方はぜひ、本やネットをご覧ください!

*『空腹こそ最強のクスリ』 著者:青木厚、出版社:アスコム

BuddyNuts 代表 亀岡 利寛

 

TOPICS

  • 10月27日開催、デイリースポーツ様主催の優木まおみさんの「ピラティスワークショップ2024」に協賛させていただきました。
  • 11月15日より新パッケージにリニューアル変更いたします。
    ※フードロス削減への取り組みの一環として、商品リニューアルの際に現パッケージ商品を破棄しない取り組みを行っています。現パッケージ商品の販売が終了するまでの間は、新旧の商品のいずれかをお届けいたします。何卒ご理解、ご了承をいただけましたら幸いです。

 

Wellness Column

食べることにワクワクして、フレイルを予防しよう!

こんにちは、BuddyNuts管理栄養士の広瀬です。私は今年、地域の田植えに参加しており、先日稲刈りを初体験しました。鎌を握り中腰でひたすら稲を刈る作業は、無心になれて爽快感がありました。しかし帰宅後はグッタリ、翌日は全身筋肉痛になりました。少し体験してみるだけでも、作物を作ってくださる方への尊敬の念が湧き、これまで以上にありがたくお米を食べられそうです。

ちなみに、スマートウォッチには全然活動として認識されていなかったようで、翌日「昨日はちょっとサボってしまいましたね」という通知が届きガックリしました(笑)。

さて、前回は、身体面でのフレイルについてお話ししました。「フレイル」とは、英語のFrailty(もろさ、弱さ)が語源となった造語で、「加齢により心身が衰えた状態」を指し、健康寿命に関わってきます。


今回は、身体面でのフレイルに先立って起こる栄養面でのフレイルについて、お話をしたいと思います。

栄養面でのフレイルは、複数の要因によって食欲が低下することで、実際に食事量が減り、痩せてしまい、身体面でのフレイルを招きます。


「食欲低下を招く複数の要因」には次のようなものがあります。

  • 噛む力の減少(口腔機能)
  • 消化能力の低下(消化機能)
  • 鉄や亜鉛などの栄養不足
  • 抑うつ傾向などの精神状態
  • 孤食や、調理技術の不足によるものなど、食事を取り巻く環境


これらの要因は複雑に絡み合っていて、悪循環となりやすいです。
たとえば、もともと「やわらかい食べ物」を好み、やわらかいものばかり食べている方で考えてみましょう。


噛む力が弱くなる
→口周りの筋力が低下し、さらに噛む力が低下する→食欲低下


やわらかい食べ物では唾液が十分に分泌されず、歯周病になりやすい
→歯や歯茎の状態が悪くなり、さらに噛む力が低下する→食欲低下


噛みごたえのある食べ物は、ビタミンやミネラル、タンパク質が豊富なものが多い(野菜や肉、魚など)ため、これらが食べられなくなると栄養不足となる
→鉄が足りないと元気がなくなる、亜鉛が足りないと味覚がわからなくなる→食欲低下


元気は出ないし、口の状態も良くないので、食事の準備が億劫になる
→同じものばかり食べるようになる→食欲低下

このような負のスパイラルに入ってから状況を改善するのは、とても大変です。
つまり、若いうちからの予防が大切です!

 

  • 噛みごたえのある食べ物や、色々な食感の食べ物を食べる
  • タンパク質を多く含む食材(肉、魚、卵、大豆)を毎食手のひら1〜2個分食べる
  • 野菜も食べる
  • 食事時間にメリハリをつけ、ダラダラと間食しない
  • 季節のイベント食や、ピクニックなど、非日常の食事も楽しむ
  • 体を積極的に動かし、空腹感を実感する


これらは一例ですが、「よく食べ、よく動き、ワクワクする日常を送る」というのがポイントです。併せて、本格的な自炊でなくとも、タンパク質や野菜をとれるような方法(外食、中食での選び方や、冷凍食品の活用の仕方)を見つけておくと良いでしょう。


なにより、すこやかな毎日を長く続けるために、今こそ、美味しいものを美味しく食べることが好きだという、ワクワクする気持ちを大切にしていくことが重要だと思います。

BuddyNuts商品開発 管理栄養士・医学博士
広瀬 歩美


Buddy's Diaryは、先行して紙媒体でも発行しております!
当ECサイトでBuddyNutsをご購入いただいた方へ同封させていただいておりますので、ぜひお手に取ってお読みください。

 

 
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