短期集中はリバウンドのもと!一生続けられる食習慣|vol.7 2024年8月号

BuddyNuts Column

 

夏も真っ盛りとなりました。毎日うだるような暑い日が続きますが、皆様、ご体調はいかがでしょうか?


暑い日は、美味しいご飯と良質な睡眠、そしてお気に入りのBuddyNutsを食べて乗り越えていただけると大変嬉しいです!

さて、私は7月末に、趣味の登山で西穂高岳(2,909m)に登り、少しほろ苦い経験をしました。
長野県の上高地から西穂高岳を登りはじめ、10時間の道のりを歩き西穂山荘に宿泊、翌日に下山するというルートでした。

天候に恵まれ、登山口の上高地は透き通った青色の水場に深い緑の木が美しく、山の上からは上高地一帯が眺望できました。2,500メートルあたりからは、高木が育たない森林限界の目印となるハイマツなどの低木が生い茂り、岩場の稜線では風が抜け、強い日差しの太陽と冷たい風がとても心地良かったです。

西穂高岳は、穂高連峰の中では比較的登りやすいと言われていたため、気持ち的にもリラックスして向かいました。ところが、頂上までずっと続く登り道、特に石や岩などが積み重なってできたガレ場が多い道のりは、肉体的にも精神的にも大変苦しかったです。稜線は切り立つ岩場の連続で、緊張感の中で集中力を要しました。

西穂高岳よりも難易度が高く厳しい奥穂高岳を昨年登れたことで、「今年は大丈夫かな」と考えており、そこに慢心がありました。
前もって「厳しい登山道になる」という気持ちの準備と覚悟があれば、苦しさも想定内のこととして、処理できたかもしれません。
しかし、その準備が足りず、反省の多い登山となりました。

登山をはじめて3年目となりますが、毎回学びがあります。少しでも自分に隙があると、厳しい自然環境を思い知らされ痛い目を見るので、反省をさせられます。今回は「簡単な山はない」と感じる、ほろ苦い山行でした。
「簡単な山はない」、「簡単な仕事はない」、「簡単な人生はない」、だからこそ日々、準備と努力をしていきたいと思います。

登山の写真はInstagramに上げていますので、ぜひ、ご覧ください!

BuddyNuts 代表 亀岡 利寛

 

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Wellness Column

短期集中ダイエットはリバウンドのもと!一生続けられる食習慣の考え方

こんにちは、BuddyNuts管理栄養士の広瀬です。

最近、人生ではじめて、歴史小説にハマっています。その中で改めて感じたのが、昔の人は本当によく歩くなぁ!ということ。

たとえば最近読んだ新選組は、東京と京都を往復し、山梨に行ったと思えば千葉まで逃げて、果ては北海道へ……今とは比べ物にならないくらい足腰が強かったんだろうなと、物語の筋とは全く違うところで感動してしまいました(笑)。

さて、前回までのBuddy’s Diaryでは、消費エネルギーの観点から中年太り対策をお話ししてきました。今回からは、摂取エネルギーの観点からお話ししたいと思います。

よく、「私は1日に何kcalとったらいいですか?」という質問を受けますが、実は体重管理において、「総摂取エネルギー」の把握はあまり重要ではありません。
以前もお伝えした通り、体重の変化は、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスによって決まります。つまり、「最近体重が変わっていない」場合は、次の式が成り立ちます。

  • 摂取エネルギー=消費エネルギー=その人の現在の体重を維持するのに必要なエネルギー


このことは、厚生労働省が5年おきに改訂しながら策定している「日本人の食事摂取基準」においても、述べられています。


実際には、身長と体重が同じ人であっても、基礎代謝量や身体活動量は異なるため、一人ひとりの推定必要エネルギー量を算出するのはほぼ不可能だという理由もあります。

同じように、仮に推定必要エネルギー量を正確に求められたとしても、実際に摂取したエネルギーを正確に把握することも、同じく不可能です。

「毎日食べたものを食材レベルで全部計量してね」と言われたら、私だったらその日はご飯と納豆くらいしか食べません(笑)。外食やテイクアウトも、一切できなくなってしまいますね。

つまり、自分にとっての必要エネルギー量や摂取エネルギー量は、あくまで「目安」にしかなりえないということです。

そこで、もっと楽で現実的なおすすめは、体重管理の目標「期間と減量目標(kg)」を立てて(たとえば、「1カ月で1kgやせたい」)、「これまでよりも何kcal減らせばいいか」「そのためには、今の食生活のどこを変えたらいいか」と考えていくことです。

特定健診(いわゆるメタボ検診)からの特定保健指導では、3カ月以上で体重2kg減、腹囲2cm減がゴールとして設定されています。3カ月で2kgなので、1カ月だと700gほどです。「ダイエットするぞ!」と気合いが入っている時にはとても物足りないと思われるかもしれませんが、やってみると意外と苦戦します。

中年太りも、太ろうとしたのではなく「気づいたら増えていた」という方がほとんどですよね。

ダイエットもそれと同じで、「ちょっと生活を変えたら、気づいたらやせていた」という方が、行動が習慣化されているのでリバウンドしにくいです。

定期的に流行する「〇〇ダイエット」で短期間に大幅にやせたとしても、そのダイエットをやめた瞬間にもとの生活、残念ながらもとの体重に戻ります。

もとの生活に戻る(つまり、ダイエット前の体重を維持していた摂取エネルギーに戻る)ことは、またその摂取エネルギーに見合った体重に戻る(=リバウンド)を意味するからです。

ですから、短期集中で絶対に続けられないことをするのではなく、この先一生続けられると自信を持てるような内容とスピードで、少しずつ少しずつ食習慣を変えていくことが大切です。

次回は、3カ月で2kgやせるために、食事ではどんな面に気をつけていくのが良いかについてお話ししたいと思います。お楽しみに!

BuddyNuts商品開発 管理栄養士・医学博士
広瀬 歩美


Buddy's Diaryは、先行して紙媒体でも発行しております!
当ECサイトでBuddyNutsをご購入いただいた方へ同封させていただいておりますので、ぜひお手に取ってお読みください。

 

 
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